豆知識

グレインフリー について|猫は穀物類を消化できるけど苦手

グレインフリー

一般的なキャットフードは、米、小麦やトウモロコシなど穀物類が使用されています。

(野生の)猫はもともと穀物類を食べないので、「穀物類入りのキャットフードは消化されない」と考える飼い主さんもいるのではないでしょうか。

結果からいうと、キャットフードに使われている穀物類は加熱されているので消化されます。

ネットでは誤った情報が出回っているので、近所の獣医師さんから聞いた話も交えながら、この記事では穀物類のあれこれをご紹介します。

猫は穀物類を消化するのが苦手?

近所の獣医師
近所の獣医師
穀物類というか、穀物類に多く含まれている炭水化物と、その炭水化物に含まれている不溶性植物繊維を消化するのがちょっと苦手です。

でも、キャットフードに使われている穀物類は加熱されてますから、ちゃんと消化されますよ。

猫は本能的に「消化できない!」と思った食べ物は吐き出すので、その時は餌を変えないといけないですが。

「猫は穀物類を消化できないからグレインフリーが絶対にいい」という情報は嘘だと分かりました。

穀物類の食べ過ぎは好ましくない

猫は穀物類を消化できますが、体の構造上、摂取しすぎは好ましくないそうです。

猫の大腸の長さは身長の4倍しかありません。

馬や牛などの草食動物の大腸は身長の20倍もあります。

腸内では微生物が穀物類に含まれる食物繊維を分解して、腸の働きを整えるのですが、猫の大腸は短い…。

よって、微生物が食物繊維を完全に分解する前に、ゴールに辿りついてしまうのです(つまり、消化不良)。

分解が追いつかないので、猫が穀物類を食べすぎるのはダメらしいです。

また、猫は盲腸がほとんどありません。

なので、穀物類に含まれる食物繊維であるセルロースの消化ができません。

「セルロースの入っているキャットフードは避けた方がいい」といわれるのは、この理由からです。

なお、セルロースが入っている場合は原材料に「セルロースが入っている」と明記しないとダメというルールがあります。

おすすめのグレインフリー
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穀物類をキャットフードに使うのはなぜ?

炭水化物を適度に配合するため

近所の獣医師
近所の獣医師
肉食な猫は、タンパク質をエネルギーに変える能力が高いので、炭水化物をあまり必要としていないんですよね。

「あまり」なので「少し」は必要です。

炭水化物を分解してできる糖分はエネルギー源になります。

糖分を抜くダイエットが流行っていますが、抜きすぎると力がでないですよね。

なので、大量の炭水化物は不要ですが、適度には必要なのです。そこで使われているのが穀物類ということです。

また、肉食だからといって肉ばかり食べていてもダメです。

タンパク質や脂肪をたくさん摂取しすぎると、栄養バランスが乱れてしまいます。

オリジンの肉の使用率は85〜90%と高いのですが、100%しないのは100%ミートじゃダメだとわかっているからです。

残りの10〜15%で適度に炭水化物をとれるよう、バランス配合を考えているのです。

炭水化物以外の栄養素になる

穀物類って、炭水化物のほかに、タンパク質、繊維質、ビタミン、ミネラルなどいろいろな栄養素が含まれているんです。

これらの栄養素を簡単に摂取できる食材が穀物類ということから、穀物類が一般的なキャットフードに使われてるんです。

穀物類は原価が安い

穀物類は原価が安いので、コストダウンを考えると効率のいい食材となります。

ドライフードの形を整える

穀物類はドライフードの形を整え、砕けないようにする働きをします。また、ウェットフードだと「とろみ」をつける役割もあります。

グレインフリーのほうがいい?

第一原材料は肉がいい

近所の獣医師
近所の獣医師
グレインフリーでも穀物入りでもいいんですが、第一原材料が穀物類なのは避けたほうがいいと思います。

猫は肉食なので肉や魚が第一原材料であるべきだと思います。

例えば、シーバの原材料(原材料は使用率の多い順に記載されています)。

肉類(チキン等)、穀類(コーン等)、油脂類、米、小麦粉、まぐろエキス、ズワイガニエキス、ほたてエキス、たいエキス、ささみエキス、ビタミン(A、C、D、E、B1、B2、B6、B12、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、ビオチン、コリン)、ミネラル(カルシウム、リン、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、アミノ酸(メチオニン、タウリン)、着色料(酸化鉄)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)

最も多く使われている(第一原材料)のは肉類で、次に穀物類です。

逆に「穀類(コーン等)、肉類(チキン等)」と「第一原材料が穀物類だったら避けた方がいい」というが獣医師さんの見解でした。

グレインフリーが優れている根拠はない

近所の獣医師
近所の獣医師
欧米諸国ではグレインフリーが流行っていますが、絶対にグレインフリーがいいという科学的根拠は今のところないです。

でも「猫ちゃんが好んで食べてくれるならグレインフリーがいいかな」とは思います。

お金はかかってしまいますが、うちの猫にはグレインフリーを与えています。お肉いっぱいの餌が好きみたいです。

グレインフリーを一回試してみて、猫ちゃんが美味しそうに食べるのであれば続ければいいと思いますよ。

グレインフリーのメリット

✔︎消化吸収率がいい

✔︎肉や魚がたくさん使われている

✔︎動物性タンパク質を摂取できる

✔︎少ない量でもエネルギーに変えることができる

✔︎穀物アレルギーの猫が食べられる

グレインフリーのデメリット

×価格が高い

グレインフリーのキャットフードが高いのは、原価の安い穀物類を使用せず、穀物類の代わりに高級な原材料を使っているからです。

×猫が食べない

人工的に味をつけたり、香料をつけていないのが大半なので、ナチュラルな味すぎて食べない猫もいます。

こればかりはしょうがありませんね。

まとめ

「穀物類の摂取しすぎは避けたほうがいい」ということはお分かり頂けたと思います。

同時に、消化できないわけではないことも分かって頂けたと思います。

とにかくネットに出回っている「穀物類が入ったキャットフードはダメ!」というデマには気をつけましょう!

 

 
 
 
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第一原材料 チキンささみ肉
穀物類 不使用
原産国 イギリス

食レポ記事公式サイト

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