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グロービッシュとは?【英語との違いは究極の簡略化にあり】

フランス人のジャン=ポール・ネリエールさんが提唱しているグロービッシュ(Global + English)をご存知ですか?

グロービッシュ非ネイティブ同士が使う英語のことで、中学校レベルの文法と単語を使用して会話をするといういわば「新しい言語(英語)」です。

英語を話したがらないフランス人(のジャンさん)が提唱しているというのが肝なのですが、英語がなんとなく世界共通言語になっているので「アメリカ人やイギリス人のように英語を話さないといけない」という風潮にストップをかけるのがグロービッシュかなと思います。

単語の数でいえば1500語くらい、期間でいえば1年くらいで身につけることも可能なこのグロービッシュについて詳しくご説明します。

ジャンさんのグロービッシュ↓

グロービッシュと英語の違いは単語や文法の簡単さにあり!

グロービッシュとは非ネイティブ同士が使う英語です。

会話の例↓

中国語を話せない日本人
中国語を話せない日本人
Last weekend, you see movie?

日本語を話せない中国人
日本語を話せない中国人
Yes. I go cinema and watch Toy Story. Very fun.

どうでしょうか?

文法も変で、単語もシンプルでネイティブぽくはないですよね? でも会話が成立していますよね? これがグロービッシュです。

ネイティブ同士なら↓

Last weekend, did you watch a movie?

Yeah, I actually went to the cinema and watched Toy Story. It very fun.

だと思いますが、非ネイティブ同士は難しい英語を使う必要はありません。いくつかの基準を決めて、それをもとに話せばいいのです。

グロービッシュの会話ネイティブ英語とグロービッシュの違い(図:グロービッシュ式ビジネス英会話プログラム

上記図の例は大袈裟ですが、トイレを探しているときネイティブは「すみません。トイレがどこにあるか教えていただければ助かります」と言うのに対し、グロービッシュは「おねがい、トイレ」だけ。

股間を押さえながら「トイレ!」といえばトイレを探しているなんて一目瞭然ですけどね(笑)。こんな感じで超シンプルなのがグロービッシュです。

グロービッシュのルール

使う単語は1500程度

グロービッシュで使用する単語は約1500語。つまり中学校で習う単語を覚えればいいのです。

一般的に英語は重要な単語1000語で日常会話の60〜70%、2000語を知っていれば80%は理解ができると言われています。

例えば「大きい」を表現したい場合は「big」のみを使います。類義語の「ample, great, huge, large, jumbo, massive」などは使いません。

まだ「large」は使っても問題ないですが「really massive」と言っても相手が理解してくれるとは限りません。なので常に最もシンプルな単語を選んで使います。

また「義父(father-in-law, stepfather)」などを表現したい場合は「My wife's father」と、簡単に言い換えることで相手に伝わりやすくなります。無理に難しい単語を覚える必要はないのです。

シンプルな文法を使う

先ほどの会話↓

中国語を話せない日本人
中国語を話せない日本人
Last weekend, you see movie?

日本語を話せない中国人
日本語を話せない中国人
Yes. I go cinema and watch Toy Story. Very fun.

のようにシンプルな6つ文法を使います。

現在形:I like an apple(私はリンゴが好き)

現在進行形:I am having an apple(私は今りんごを食べています)

過去形:I had an apple yesterday(きのう私はリンゴを食べました)

過去進行形:I was sleeping(私は寝ていました)

未来形:I will have an apple tomorrow(あした私はリンゴを食べます)

現在完了形:I have been to America(アメリカに行ったことがある) 

もっと省略するならば現在形、過去形、未来形をマスターできれば会話は可能です。

例えば「今何をしているの?」に対して「りんごを食べる(現在形)」でも「りんごを食べている(現在進行形)」でも問題ないですよね? 過去形と過去進行形も同じです。

現在完了形も過去形として話せば通じるので、そこまで重要ではありません。

現在完了形の「中国に10回行ったことがある(I've been to China 10 times)」と、過去形の「中国に10回行った(I went to China 10 times)」は同じ意味ではないものの、非ネイティブ同士であれば理解できますよね?

イディオムや慣用句は使わない

イディオムや慣用句は知っていないと理解できないので使いません。

例えば「two birds with one stone(一石二鳥)」と言っても、相手が知っていなければ理解できないでしょう。ネイティブでも知らない人は知らないかもしれません。

「a piece of cake(朝飯前さ=簡単だよ)」もよく使われますが、ふつうに「easy」と言ったほうが無難です。もちろん対ネイティブにはがんがん使って大丈夫です。

難しい質問はしない

難しい質問はしないようにしましょう。「温暖化についてどう思う?」のような難しさではなく「Don't you know him, do you?」「Do you mind if I smoke here?」のような質問です。

「Don't you know him, do you?」は「彼のこと知らないんでしょ?」ですが、「Do you know him?(彼のこと知ってる?)」にしましょう。答えやすいので。

厄介なのが「Do you mind」から始まる質問。

「Do you mind if I smoke here?」は「ここでタバコを吸っていい?」ですが「Yes」と答えると「吸ってはダメ」という意味になります。

「No」と答えると「吸っていいですよ」の意味に。厄介ですよね?

なので「Can I smoke here?」と質問しましょう。そのままの「Yes」「No」の意味で答えられるので。

発音は気にせずアクセント重視

発音は気にせず、アクセント重視。学校や受験で出題される「最も強く発音する箇所に…」が得意であれば問題ないと思います。

例えば、「baseball(ベースボール)」であればベースを強く発音しますよね。ベースボールではありません。

なぜアクセント重視かというと、非ネイティブは細かい英語の発音なんて聞き取れないからです。「R」の発音を完璧にできても相手は「L」の発音として捉えているかもしれません。

ただ、アクセントは聞き取ることができ、強調するポイントさえ抑えておけば通じやすくなることからジャンさんは「アクセントを重視すること」と提唱しています。

日本語は強調するほどのアクセントがなく、口をあまり開けなくても話せる言語です。

なので、イングリッシュやグロービッシュを話すときは、大袈裟なくらい強調するとちょうどいいかもしれません。

グロービッシュが誕生した理由

グロービッシュが誕生した背景としては、グローバル化にあります。

グローバル化になる前までは、英語圏の人たちとの交流がメインでしたが、グローバル化が進み、英語圏以外の外国人と話す機会が増えました。

その際、お互いにネイティブレベルの英会話力は必要でしょうか? 必要なのはお互いが理解できる英語ですよね? 片方がペラペラでも、もう片方がペラペラでなければ会話は成立しません。

そこで誕生したのがグロービッシュなのです。「1500語の単語だけを使おう」などの決め事をしておけば、その範囲内で非ネイティブ同士は会話ができます。

グロービッシュは英語を習得する近道

いわゆる英語(イングリッシュ)をちゃんと話せるようになるには、大人だと4〜5年かかるといわれています。

一方、グロービッシュは表現などが限られているので約1年で習得可能です。

グロービッシュは非ネイティブが使う英語と説明しましたが、ネイティブがグロービッシュを理解できないわけではありません。

むしろ、英語なので理解できます。当たり前ですよね。

つまり、グロービッシュ習得はイングリッシュ習得でもあるのです。もちろんイコールではありませんが…。

ネイティブ並みのイングリッシュを話せるようになるには、慣用句、イディオム、たくさんの単語、難しい文法、発音など学ぶことが無限にあります。

たくさん努力をしないとネイティブレベルにはなれませんが、知識なしで英語を話したいと思っている方は、まずグロービッシュから学んでみるのもいいと思います。

「こんな簡単な単語や文法でも通じるんだぁ」「あれ? 英語はなしちゃってる!」などの感覚をグロービッシュで身につけながら、徐々に知識を増やしてイングリッシュを話せるようになれば完璧です。

最初からイングリッシュの習得を目指すと、話すという行為よりも知識を詰め込みすぎて「頭の中では文章ができているのに口から出てこない」という現象が起きることも。

どんな言語でもですが「話す」ためのベストな練習方法は「話す」ことなので、話しやすいように簡単なグロービッシュで慣らすはいいことだと思います。 

グロービッシュの教材

ネットで検索したらグロービッシュ式ビジネス英会話マスター実践プログラムという教材を見つけました。その中にソニーの創業者、盛田昭夫さんがグロービッシュを話している姿が!

流暢でもなく文法や発音は正しくないですが、ソニーの創業者らしく堂々と簡単な英語で話しています。まさにグロービッシュ!

「お前らが日本語を理解しないから、わざわざ英語を話してやってんだ!」てきな雰囲気もありますね(個人の勝手な感想)。

ザ・グロービッシュ!

非ネイティブ同士の会話です。カルロス・ゴーンさんも堀江貴文さんも難しい英語や文法では話していません。

堀江さんは「How was you?」「You looks younger than 10 years」など間違った文法で話していますが、伝わりますよね?

「How was you」は「元気?」で、「You looks younger than 10 years」は「10歳くらい若く見える」ですし。

と、上記のようなグロービッシュを身につけられるのがグロービッシュ式ビジネス英会話マスター実践プログラムです。

グロービッシュの教材価格は29,800円と高いですが、365日完全返金保証ありなので、3か月やってみて効果がなければ返金しましょう。

ビデオ講義、スカイプでの英会話トレーニング、約320の教科書が含まれ、実質タダなのでお得かなと思います。いや、もちろん、勉強してグロービッシュが身につけられたら返金しちゃだめですよ!

もし、90日以上、本プログラム通りに実践し効果が得られない場合には、メールにてその旨をご連絡ください。
教材購入時の価格を全額返金いたします。
ご購入後365日以内にご連絡があった場合、すべて返金可能です。

出典:グロービッシュ式ビジネス英会話マスター実践プログラム

 

 

また、アマゾンや楽天で「グロービッシュ」と検索するといくつかの教材がヒットします。

 

「グロービッシュってどんな感じ?」とさらっと知りたい方にはいいかもです。

しかし、本格的にグロービッシュを身につけたいのであれば、グロービッシュ式ビジネス英会話マスター実践プログラムが手っ取り早いかなと思います。

 

アクエス
アクエスは超初心者におすすめ。フィリピン人と日本人講師が交互に教えてくれるので、安心して英会話を学べます。予習、復習、宿題なしで学べるのもグッドポイントです。
 
学校名 アクエス
レッスン形態 マンツーマン
講師 フィリピン人、日本人
営業時間 5:00-25:00

公式サイト

ネイティブキャンプ
ネイティブキャンプは、予約なしですぐに話すことができます。しかもレッスン回数が無制限なのがありがたい。たくさん話さないと英会話力は伸びないですからね。
 
学校名 ネイティブキャンプ
レッスン形態 マンツーマン
講師 ネイティブ
営業時間 24時間

公式サイト

レアジョブ
レアジョブは、マンツーマンレッスンが129円からと低価格。4,000以上の教材が学べるトピックをレベルに合わせて選べるのも大きな特徴です。
 
学校名 レアジョブ
レッスン形態 マンツーマン
講師 フィリピン人
営業時間 6:00-25:00

公式サイト

 
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