「猫に水道水を飲ませても大丈夫?」
「浄水器の水のほうがいい?」
日本の水道水は安全なので飲ませても大丈夫
塩素の臭いや味が苦手な猫には浄水器の水がおすすめ
猫には水道水より浄水器の水がおすすめ?
日本の水道水は安全
「インドや中国で水道水を飲んだら下痢なった」という話をよく聞きますが、世界で水道水が飲めるのは196か国で15か国しかありません。
水道水は水道法によって規制されており、51項目の水質基準を満たさない限り配水することはできません。
水準基準を満たすためには「雑菌効果のある塩素を含むこと」などのルールがあります。塩素は水道水を消毒するので安全性を考えると欠かせないのです。
しかし、塩素が多く残っていると独特な味や臭いがするので地域によっては塩素をできるだけ抑えています。

WHO(世界保健機関)の飲料水水質ガイドラインによると、塩素のガイドライン値は5mg/Lとされています。このガイドライン値は、生涯にわたり水を飲んでも人の健康に影響が生じない濃度を表しています。
出典:東京都水道局
また、放射性物質も検出されていません。東京都水道局が毎月ちゃんと発表しています。
浄水場の浄水(水道水)及び原水中の放射性物質(*)の測定結果を公表しています。現在、浄水(水道水)及び原水中から、放射性物質(*)は検出されていません。
出典:東京都水道局
と、日本の水道水は安全なのですが注意点もあります。
ビルやマンションの水道管が汚れていると水の質が落ちるので、管理会社に問い合わせて修理してもらいましょう。
塩素(カルキ)の臭いや味が苦手な猫もいます。そんな猫には浄水器の水をおすすめします。
浄水器は塩素を除去する
浄水器には塩素を除去するので、塩素の臭いがなくなり、味もクセがなくなります。
水道水を飲まない猫でも、浄水された水道水なら飲んでくれるかもしれません。
浄水器と言えば蛇口につけるタイプか、ブリタみたいなポットですが、災害時には汚水を飲む状況もあるので、その時は携帯用の浄水器を使用します。
蛇口直結型
蛇口直結型は2,000円〜2万円とピンキリ。価格が高いほど細かく除去してくれる感じです。ポット型と比べると浄水性能は弱いです。
ポット型
値段は蛇口直結型と変わりませんが、浄水性能はポット型のほうが優れています。一方で、フィルターを頻繁に交換しないといけないので、コスパは悪いです。

猫が水道水を飲んでいるなら、浄水器をの水を飲ませる必要はないかも
いまの時点で猫が水道水を飲んでいるなら、わざわざ浄水器の水に変えることは無いと思います。
塩素の臭いや味を含めて、その水道水が好きだと思うので、急に変わると水分を摂取しなくなる可能性があります。
正直それが一番怖いです。
猫は水分を摂取するのが苦手な動物で、あまり水を飲みません。水分を摂らなくなると腎臓病になったりするので、試しに浄水器の水をあげるのはやめましょう。
単純に、水道水を飲まなければ浄水器の水をあげればいいと思います。
水道水も浄水器の水も飲まなければ、ペットボトルウォーターやウォーターサーバーを検討しましょう。
【参考】ペット専用の水やウォーターサーバーについて
ウサギ専用の水とかもあるので、是非調べてみ下さい。けっこうな種類のペット専用ウォーターが売られています。

「ウォーターサーバー」とググったら最初に出てくるコスモウォーターです。初期費用、サーバーレンタル料、配送料、定期メンテナンス費用は0円で、かかるのは天然水の料金のみです。
ウォーターサーバーは高いイメージですが、月額4,000円くらいです。ペットボトルの水を買うと月に5,000〜1万円くらいかかるので、あんがいウォーターサーバーのほうが安かったりします。
また、冷水だけでなくお湯も出るのでカップラーメンを作る時などに便利です(笑)。

また、ウォーターサーバーの内部を常に綺麗にキープする機能がついています。ペットボトルの水は開封した瞬間から腐敗が始まると言われているので、ウォーターサーバーの方がフレッシュです。

