河野太郎さんはなぜ英語を話せるの?
河野太郎さんの学歴は?
河野太郎が言ったジョークって何?
こんなお悩みを解決します。
この記事を読めば、河野太郎さんの英語力の凄さや、英語でどのようなジョークを言えばアメリカでウケるのかも分かりますよ。
まずは河野太郎さんの英語を聞いてみよう
2011年、東日本大震災が起きた際、CNNのニュースに河野さんが生出演しました。
震災の直後にもかかわらず、この冷静さは半端ないです。しかも聞かれているのは原発のことや、政府の対応や見解です。
キャスターよりもハキハキ話しているようにも聞こえます。
辛口評価で有名なKY先輩もベタ褒めです。
河野太郎さんはなぜ英語を話せるの?
YMCA(キリスト教女子青年会)幼稚園
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1981年4月に慶應義塾大学経済学部に入学するも2か月で退学
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マサチューセッツ州アンドーバーでサマースクールに通う
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サフィールドアカデミー(コネチカット州のボーディングスクール)で1年を過ごす
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1982年9月にワシントンD.C.のジョージタウン大学に入学
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1984年にジョージタウン大学を休学し、ポーランド中央計画統計大学に交換留学
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1985年1月にジョージタウン大学に復学
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1985年12月にジョージタウン大学卒業
英語を主に学び始めたのは大学からというのが驚きですね。
河野さんは大学卒業後、富士ゼロックスに入社。シンガポールの富士ゼロックスアジアパシフィックで勤務した経験もお持ちです。
河野さんが英語を話せるのは、大学生時代に相当の努力をし、継続して英語を使い続けてきたからだと思います。
ちなみに河野さんはポーランドで逮捕され、留置所に入れられた経験があるそうです。
河野氏のブログによると、河野氏はポーランドに留学中の1984年、反共産政権で民主化運動を率いていた自主管理労働組合「連帯」の議長、ワレサ氏の自宅で本人と面会した。しかし、ワレサ氏宅を出たところで警察に逮捕され、翌朝まで留置場に入れられた。罪状はパスポート不携帯だったという。
出典:産経ニュース
河野太郎さんは英語でジョークも言えちゃう
米ワシントンのシンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)でスピーチをしたとき、挨拶代わりにでジョークをいいました(2分53秒あたり)。
It's good to back in Washington DC.
(ワシントンDCに戻ってこれて嬉しい)
Last time, I was here I was a foreign minister.
(前回ここに来た時は外務大臣だった)
This time, I came back as a defense minister.
(今回は防衛大臣として来た)
Maybe next year as a prime minister.
(たぶん来年は総理大臣として来るかもしれない)
挨拶代わりに、このジョークを言うのと言わないのでは、聞く人の態度に大きな差が生まれます。
日本ではウケない気がするジョークですが、アメリカではこういう系のジョークはウケます。
日本の総理大臣の決め方はバチバチ感もなく面白くないですが、アメリカ大統領選はかなり見ていて楽しいですよね。
つまり河野大臣のジョークは、アメリカ人からすると「トランプ大統領に勝利して大統領になって戻って来るかもね」という感じなのかなと。
そして何よりいいのが、途中でジョークを言わなかったこと。「自分はユーモアがある」ということは冒頭だけで表現すれば十分です。
真面目な話をしているのに、途中でいくつかジョークをいれると冷めますし、「なんだこの大臣は!」と思われてしまうでしょう。
麻生太郎さんも英語でジョークを言ったことがある
麻生太郎さんも英語を話すことができます。
国際連合総会で演説を行ったとき、マイク機器の調子が悪く、演説を最初からやり直す展開になりました。
その時、麻生さんはとっさにジョークをいいました(3分47秒あたり)。
It didn't a Japanese machine, you know?
(日本製の機械じゃないよね?)
文法はおいておいて、「どうだ!」「ナイスジョークだろ」てきな仕草と笑みも含めカッコイイですね。
世界でも「日本の電子製品は性能がいい」という評判なので、そこをうまく利用したジョークでした。
ここで何も言わなかったり、ムッとすると雰囲気も悪くなるので、ジョークを言ったのは素晴らしい判断だと思います。
イチローさんの英語ジョークも素晴らしい
政治家ではないですが、元メジャーリーガーのイチローさんのジョークも最高です。
2016年のルー・ゲーリッグ賞を受賞した時のスピーチ。当時はマイアミ・マーリンズ所属でした。
You may be expecting a speech.
(スピーチを期待していると思いますが)
But, like home runs, speeches in English are not my game.
(ホームランと同じで、英語でのスピーチは僕のゲームではない)
Even so, I am very happy to be here. Thank you for having me.
(だけれども、ここにいられてとても嬉しい。お招き頂きありがとうございます)
野球を知らないと理解が難しいかもです。
イチローさんは安打製造機と呼ばれ、ホームランも打てましたが、ヒットを主に打つ選手でした。
なので「僕がホームランを打つのが仕事ではないように、英語でスピーチをすることは僕の仕事ではない」と言って、笑いを誘ったのです。
「game(試合、ゲーム)」を使っているあたりも最高です。「job」とかでもいいですが、野球にちなんで「game」を選んだのでしょう。

河野太郎さんと架空請求業者の戦いが面白い
英語とは関係ないですが、架空請求業者と戦う河野さんです(2006年)。
架空請求書に「法務省公認」とあるのですが、当時の河野さんは法務省の副大臣でした。
河野さん「うちは公認なんかした覚えはありませんよ」
詐欺業者「うちは公認した覚えってなんですか?」
河野さん「法務省ですけど」
詐欺業者「法務省のどなたですか?」
河野さん「副大臣です」
詐欺業者「副大臣は名前なんていうんですか?」
河野さん「河野太郎です」
詐欺業者「河野太郎様ですか?副大臣の方なんですか?あなた」
河野さん「そうですよ」
詐欺業者「河野太郎様じゃないですよね?」
河野さん「河野太郎ですよ」
詐欺業者「そうですか」
河野さん「あなた方、一体なんなんですか。法務省公認というのは」
詐欺業者「いたずらでしたら切りますよ」
まとめ
もともと流暢なはずがないので、かなり努力したことは分かりますが、ハッキリと物をいえるのは性格的なものなのでしょうか。
英語が流暢でなかった時でも、自分の意見をハッキリ言ってそうな気がしました。
海外では、意見をちゃんと言える人は、たとえ英語が下手でも、けっこう受け入れてくれます。
逆に英語ができても「YES」でも「NO」でもない答えをのらりくらり言っていると、嫌がられる傾向にあるかと。
英語どうこうの前に堂々と意見を言える人間になりたいものですね。
